私の職場は、今やビルの中が全面禁煙です。

健康増進法で、事業者には、屋内における受動喫煙を防止するための措置について努力義務を課すことになっていますから、禁煙奨励の流れは今後ますます加速されるでしょう。

 

愛煙家にとっては、肩身の狭い思いかもしれませんが、考え方次第では、禁煙を決心する最大のチャンスと解釈することもできます。

禁煙が社会に定着した今、禁煙がもたらすメリットを再認識して、自らの健康を見直すのも悪くありません。

 

禁煙のメリットに関しては、「厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト」で、「禁煙の効果」というページがあります。

ここには、禁煙を始めた後の健康状態の改善過程がわかりやすく記載されています。

以下に、禁煙開始後の体調の改善を、一部抜粋にて紹介します。
(資料引用:厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト/禁煙の効果

 

(1)禁煙直後:
周囲をタバコの煙で汚染することがなくなる。

(2)20分後:
血圧と脈拍が正常値まで下がり、手足の温度が上がる。

(3)8時間後:
血中の一酸化炭素濃度が下がり、血中の酸素濃度が上がる

(4)24時間後:
心臓発作の可能性が少なくなる

(5)数日後:
味覚や嗅覚が改善し、歩行が楽になる。

(6)2週間~3ヶ月後:
心臓や血管など、循環機能が改善する。


(7)1ヶ月~9ヶ月後:
咳や喘鳴(ぜんめい)が改善。スタミナが戻る。気道の自浄作用が改善し、感染を起こし難くなる。

(8)1年後:
肺機能の改善が見られる。

(9)2年~4年後:
虚血性心疾患(心臓に十分血がいきわたっていない状態)のリスクが35%減少する。脳梗塞のリスクも顕著に低下する。

(10)5年~9年後:
肺がんのリスクが明白に低下する。

(11)10年~15年後:
様々な病気にかかるリスクが、非喫煙者のレベルまで近づく

 

禁煙の健康改善の効果は凄いですね。禁煙が続けられれば、メリットだらけじゃないですか!

喫煙歴がどんなに長くても、禁煙するのに遅過ぎる事は無いと言われています。

1990年に出版されたアメリカの公衆衛生長官の報告書では、「禁煙は性別・年齢・喫煙による病気の有無を問わず、すべての人々に大きくかつ迅速な健康改善をもたらす」と報告されているそうです。

 

現在の禁煙方法は、意志の力だけに頼る必要はありません。

禁煙との目標があれば、禁煙外来を受診したり、禁煙グッズを入手したり、まずは始めてみることが可能なのです。

喫煙は肩身が狭い、今後の健康が心配、タバコはどんどん値上がりしていく、職場でもタバコを吸う場所も時間も無い・・・

このような悩みが一つでもあれば、禁煙に着手してみましょう!

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