夏の猛暑を乗り切る為に、欠かせない「エアコン」。

しかし、エネルギー事情のひっ迫に伴う電気代の高騰は、私たちにとっては頭が痛いところです。

 

日本政府が推奨する節電要請の例として、エアコンの設定温度は28℃が望ましいと聞いたことはありませんか?

私もそのように思っていましたが、実は、エアコンの「設定温度28℃」は間違い

結論から言うと、28℃にすべきは「室温」であって、エアコンの「設定温度」ではありません!

 

環境省の公式サイト「COOLBIZ」というページを閲覧してみましょう。

ここには、以下のように記述されています。

環境省は、平成17年から地球温暖化対策のため、冷房時の室温を28℃で快適に過ごせる軽装や取組を促すライフスタイル「COOLBIZ(クールビズ)」を推進しています。
(中略)
例えば、冷房の設定温度を28℃にしても、室内が必ずしも28℃になるとは限りません。そういう場合は、設定温度を下げることも考えられます。
「クールビズ」で呼び掛けている「室温28℃」は冷房の設定温度のことではありません

 

私も「室温28℃」を「設定温度28℃」と勘違いしていましたが、このように勘違いしていた人は意外に多いというアンケート結果があります。

PR TIMES」というページでは、家電メーカー Panasonicが今年の夏のエアコン節電状況を調査した結果を掲載しています。

その調査結果によると、何と、78%もの人が、日本政府推奨のエアコンの節電方法である「28℃」が、エアコンの「設定温度」だと勘違いしていたのです!

逆に、「28℃」が「室温」であると知っていた人は、全体のわずか9%だったそうです。


(画像ダウンロード提供:PR TIMES

 

家の構造、外気温、日当たり、エアコンのお手入れ状況などの様々な要因により、実際には、エアコンの設定温度と室温が異なっているケースがあるようです。

ですから、実際の室温は、温度計による実測が、正確な室温を知る最も適切な方法と言えます。

この夏から、エアコンの「設定温度28℃」ではなく、「実際の室温28℃」で、猛暑対策と節電を両立させてみましょう!

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