おせち料理(御節料理)の注文の受付が始まるのは、通販でも店舗でも毎年9月中旬頃から。

今年も日に日に涼しくなり、もうそんな季節になりました。

どんなおせち料理が好きなのかは、個人的な好みですが、おせち料理には定番の具材があります。

 

 

各具材には由来があり、ポジティブな意味と願いが込められています。

【黒 豆】
黒は邪気を払う色とされ、長寿と健康(無病息災)を願ったもの。

【数の子】
卵の数が多く、ニシンは「二親」に通じ、五穀豊穣と子孫繁栄を願ったもの。

【ごまめ】
「ごまめ」は「五万米」の意であり、五穀豊穣を願ったもの。

【たたきごぼう】
瑞鳥(ずいちょう/めでたいことの起こる前兆とされる鳥)を表したもので、豊作と息災を願ったもの。別名「開きごぼう」ともいわれ、「運が開く」という意味もある。

【紅白かまぼこ】
形が初日の出をイメージさせる。赤は魔除け、白は清浄を意味する。紅白は縁起がよいとされる。

【伊達巻】
「伊達」は、華やかさや派手さを表す。巻物(書物)に似た形から文化・学問・教養を持つことを願う縁起物とされる。

【栗金団(くりきんとん)】
「金団」とは金色の団子の意。金銀財宝を意味しており、商売繁盛・金運・財運を願ったもの。



【鰤(ぶり)】
「出世魚」にあやかり、出世を願ったのも。ちなみに、「出世魚」とは、稚魚から成魚までの成長段階において異なる名称を持つ魚。武士や学者には出世などの節目に際し改名する慣習があった為、鰤(ぶり)のような出世魚は「縁起が良い魚」と解釈される。

【鯛(たい)】
文字通り、語呂合わせで「めでたい」の意。

【海老(えび)】
ひげが長く腰が曲がっている形状に由来する長寿を願った縁起物。海老は脱皮することから、生命の更新や出世を願ったもの。

【紅白なます】
大根と人参で祝い事に用いる色である紅白とし、平安と平和を願ったもの。

【昆布巻き】
「喜ぶ」の語呂合わせ。「昆布」に「子生」の字をあて子孫繁栄を願い、巻物(書物)のような形状から、文化や学問を象徴する意味を持つ。

【手綱こんにゃく】
心を引き締めるの意。また、結び目が円満、良縁に通じると願ったもの。

【蓮 根】
穴が多数あることから「将来の見通しがきく」という意味の縁起かつぎ。

【里 芋】
親芋に子芋がたくさん育つことから子宝を願ったもの。

【筍(たけのこ)】
成長が早いことから、「子供がすくすく育つ」「立身出世」「家の繁栄」等を願うなど諸説あり。

【金柑(きんかん)】
「ん」は「運」に通じ、財宝としての「金冠」を意味する。

『参考資料:ウィキペディア(Wikipedia)

 

いかがでしたか?

最近は、現代の食生活を反映して、洋風や中華風のおせち料理もあります。

でも、年頭に食する物として、縁起の良い願いが込められた具材の入ったおせち料理を食べる事は、合理主義だけでは割り切れない、意義深い日本の伝統というわけですね!


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